白内障手術までの流れ

1.手術まで

●手術日・眼内レンズの決定、全身状態の確認

• まずは手術日を決定します。手術日が決まりましたら、手術説明、術前検査などのスケジュールを決めていきます。手術まで数回来院が必要になります。
• 現在治療中の疾患などについて確認をいたします。かかりつけ医に定期的にかかられている方はお申し出ください。
• 眼内レンズの種類、度数の相談をします。当院では患者様とよく相談の上、その方にあった最適なレンズを選択いたします。一度で決められない場合は、次回来院日までじっくり検討していただくことも可能です。

●術前検査

白内障手術を行うに当たり必要な術前検査をします。視力検査、眼圧検査、角膜の細胞の検査、角膜形状解析検査、眼内レンズ度数決定のための眼軸検査、コントラスト感度測定、前眼部検査、眼底検査などを行います。

●手術説明

• 手術説明会（予約制）を実施します。手術の方法、リスクについての説明を行います。疑問点等ございましたら個別にご質問にお答えいたします。
• 手術4日前から術眼にご自宅にて抗菌剤を点眼していただきます。

2.手術日当日

• 手術開始予定時間の1時間半前にご来院ください。
  散瞳剤、抗菌剤などの点眼薬による術前処置を行います。準備が整いましたら、ケープ、帽子、マスクを装用していただき、手術室に入ります。
• いよいよ手術です。目の状態にもよりますが、通常、手術は5分から10分程度で終了します。眼だけの局所麻酔での手術となります。痛みを感じることはほとんど有りませんが、痛みを感じましたら、すぐに対応させていただきます。

3.術後

• 目の中に軟膏を入れて眼帯をして帰宅となります。片眼のみとなりますので注意してお帰りください。まだ傷口は閉じていません。目を触らないようにしてください。
• 翌日から術後診察があります。
• 翌日からは保護メガネを使用していただきます。ほぼ通常通りの生活が可能ですが、洗顔、洗髪は4日ほどできません。また、抗菌剤・抗炎症の点眼をご自宅でしていただきます。術後合併症の予防に必要ですので忘れずにしてください。